【漫画】指値と成行


指値注文について
指値注文とは〇〇円で買います、売りますという注文方法です。
一般的に株以外の物を買うときはこちらの注文方法が一般的かと思います。

※漫画1コマ目
犬くんは900円で指値売り注文中

まりりんちゃんは850円で指値買いというイメージですね。
指値注文のメリット・デメリット
指値注文の欠点はやはり買えない、売れない可能性が出る点ですね。
この銘柄は上がりそう押し目で買いたいとかで注文していた際そのまま株価が上がってしまうと買えなくなってしまいます。
この値段で損切りしたいなという時も同様に急激に下がってしまうと損切り出来なくなってしまいます。
【漫画】指値失敗例


指値はその値段以上で売買しますという事です。
その値段で売買するという注文方法では無いので注意です。
良くある間違いが今含み益出てるけどまだまだ上がりそう!
でも今の利益ラインは確保したいという時に間違って指値注文してしまうパターンです。
この場合、その値段以上で約定しますということなので勿論そのまま約定してしまいます。
このような注文方法をしたい場合は逆指値という注文方法になります。
指値注文のやり方

①預かり区分の選択:基本は特定口座かNISA口座かの選択になります。
②注文種別:通常を選択して下さい。
③株数:注文する株数を入力して下さい。
④株数の下は指値を選択して下さい。
⑤価格:指値したい株価を入力して下さい。
(買いたい価格※空売りの場合は売りたい価格)
⑥執行条件:特に希望が無ければなしを選択して下さい。
⑦期間:指し値注文をしたい期間を選択して下さい。
成行注文について
成行注文は指値注文と違いいくらでも良いから買います、売りますという注文方法ですね。

※漫画3コマ目
あかっとさんがいくらでも良いから買いますと言っているところになります。
そんなお金持ちみたいなセリフ初めて聞きました・・・」
成行注文のメリット・デメリット
成行注文はどうしてもこの株が欲しいとかの時に使うと良いですね。
損切とかする場合は成行注文で行うのがお勧めです。
指値注文でズルズル下がるのを見ながらだと精神的にもキツいですしスパッと成行で損切した方が精神的にも良いかと思います。
ちなみに私は成行注文を行うことが多いです。
その時に割安と思えば購入するやり方ですので指値注文で買えなくなるリスクを避けています。
押し目で買えれば利益はその分多く手に入るので良いですがそもそも押し目のラインまで下がるという保証はないからです。
但し、デイトレや短期投資をメインにしている方は指値注文で行うのが良いです。
パーセントで利確、損切ラインを決めている場合は成行だと前提としている投資ルールから外れてしまう点がある為です。
又はテクニカル分析をして〇〇円で購入など見るときも指値注文の方がやり易いかと思います。
成行注文のやり方

①預かり区分の選択:基本は特定口座かNISA口座かの選択になります。
②注文種別:通常を選択して下さい。
③株数:注文する株数を入力して下さい。
④株数の下は成行を選択して下さい。
⑤執行条件:特に希望が無ければなしを選択して下さい。
⑥期間:成行注文をしたい期間を選択して下さい。
【漫画】逆指値について




逆指値は主に損切りで使う方が多いです。
他にも含み益が有りどこまで上がるかわからないけど利益分は確保しておきたい時に使います。
上の画像の例では40円になったら損切りしたいと思った際などに使用します。
逆指値の使い方

②株数にて売却する株数を入力
逆指値を選択
逆指値の価格は○○円(ここでは40円とします。)以下になった時に注文を出す為、損切りしたい値を入力します。
③価格は逆指値が執行された時に注文を出す為指値か成行好みを選んで下さい。
指値を選んだ場合は指値価格を入力して下さい。
注意点としては40円で必ず損切りできるわけでは有りません。
逆指値は上記例で言うと株価が40円以下になったら指値か成行かどちらかの注文を行うと言うことです。
40円以下になるまでは板とかには情報は出てきていません。
逆指値注文する際、指値か成行どちらが良いですか?と
聞かれると私なら成行を選びます。
損切りは損をこれ以上広げないために使うので約定しなかったら意味が無いです。
指値40円としてしまうと下記のようになることが多いです。

つまり40円を通り越して39円とかになった場合損切りせず含み損が拡がってしまう可能性があります。
えっでも40円を通り越して39円になる事ってあるの?
①板が薄い場合
板が501,499,498とかの場合があるとします。
その場合500円を通り越して499円になります。
500円以下になったので逆指値が発動します。
しかし現在株価499円に対して500円の指値になるので約定するかは不明です。
運良く500円で買う人がいれば良いですがいなければそのまま下落してしまいます。
②特別気配が出た場合
特別気配が出た場合も逆指値が発動しても遥か彼方に下落してる可能性が有ります。
需要と供給が一致してないからですね。
③日を跨いだ場合
日を跨いだタイミングで下落した場合も逆指値の指値は約定しない可能性があります。
前日終値501円
当日始値495円とかもあり得ます。
この場合も約定しないです。
このように逆指値の指値は損切り設定していても約定しない可能性が有ります。
損切りという観点で逆指値の成行が安全かなと私は思っています。
勿論成行なのでいくらで約定するかは不明です。
特に板の薄い銘柄は値段が飛ぶ可能性もあるので注意が必要ですね。
IFD注文について
IFD注文について解説します。
IFD注文は株を買う時や空売りする時に使います。
※理解しづらくなるので買う時で解説します。
出来ることとしては買う時に同時に売り注文を出す事が出来ます。
(例)
現在の株価が100円だとします。
この株を成行で買うとします。
成行で買った際に同時に利確か損切り注文を出せたら便利ですよね?
そこでIFD注文の出番です。
利確を120円、損切りを90円のどちらかの注文を出す事が出来ます。
ただし、後述のIFDOCO注文の方が便利な為どちらかの注文だけ出したいと言う場合に活用すると良いかと思います。
【漫画】OCO注文について


OCO注文とは現在保有している株を売却(空売りなら買い戻し)する時に使用します。
便利な点が利益確定と損切りの両方の注文を同時に出すことが出来ます。
(例)
現在保有している株が100円だとします。
そこで利益確定の注文を120円で出したいと思います。
しかし、暴落に備えて同時に90円で損切りの注文を出したいとします。
OCO注文を使うとこの2つの要望を叶えることが出来ます。
OCO注文は保有している株式の売却時に使用します。
IFDOCO注文について


※4コマ目については楽天証券も出来る様になりました。
逆指値付通常注文にて使用することが出来ます。
IFDOCO注文とは注文方法のIFD注文とOCO注文を合わせた注文方法になります。
株を買う(空売り)する時に同時に利確、損切りの注文を出すことが出来ます。
IFDでは利確、損切りのどちらかしか注文することが出来ない・・・
OCOは一度約定してからでないと注文出来ない・・・
そのような欠点を叶えてくれるのがIFDOCO注文になります。