高配当株ランキングの真実
高配当株ランキングを見ていると10%や20%など普段では見れない配当利回りに目がいくことが多いです。
高配当株ランキングの上位を占めてる株は大概一時的な高配当でランキング上位にいることが多いです。
記念配当など一時的な要因
この一時的な要因とは記念配当や資産売却による高配当などがあります。
記念配当とは通常の配当とは異なり会社の創立〇〇年記念などを記念して増配される配当です。
これらは一時的なことが多いため継続性はないことが多いです。
しかし高配当株ランキングではこれら記念配当も考慮されて高配当株ランキングが作成されているため見せかけの超高配当株が出来てしまいます。
急激な株安
又、急激な株安で高配当株化している可能性もあります。
業績が悪化されそうな予想で株価が下がった場合は要注意です。
例えば株価100円配当3円なら配当利回りは3%になりますね。
しかし株価が急激に下がったとして株価が50円になったとします。
しかし配当3円は変わらないため配当利回りは6%になり高配当株化します。
この株価下落が業績等に影響を出さない地合いが悪い等の場合は特に問題ないです。
しかし、業績悪化予想からの株価下落の場合は配当金が下がる減配になる可能性も高いので注意が必要です。
減配している可能性も
又高配当株ランキングが予想配当金ではなく実績の配当金で作られている場合も注意が必要です。
予想配当金であれば次回もらえる配当金で配当利回りを出しているので良いのですが実績の場合は今期は減配している可能性もあります。
減配している場合見せかけの高配当株の可能性もあるので投資する前には予想配当金も確認して次回以降も高配当をもらえる見込みがあるのなら株を購入ふるのもいいかもしれないですね。
減配しやすい株の特徴
次にせっかく高配当株を購入しても減配して高配当株じゃなくなったら意味がないです。
色々と減配を避けるために見る項目がありますがここでは重要な1つ紹介します。
減配を避けるために見た方がいい指標はずはり配当性向です。
配当性向は配当金/1株あたり利益(EPS)×100で計算することが出来ます。
簡単に言うと今年度の利益のうちどれぐらいを配当金に回しているか表す指標になります。
例えば配当金100に対してEPS100の場合は配当性向100%になりますね。
この場合今年度稼いだ利益全てを配当に回していることになります。
株主還元という点では良いのですが配当の継続性という観点では微妙な評価です。
企業が成長するための資金、配当の余力などを考慮すると30-40%程がベストなのかなと私は思っています。
低すぎる場合も配当金が少ないためこれからも還元してくれるか分からないですしね。
配当性向が80%を超えてきている会社は要注意です。
今後減配をする可能性が高いです。
又配当性向が100%を超えてる会社もありその際は保有している資産等を見て無理なく配当を続けていけるのかを見るのも良いですね。