
投資初心者の方は投資信託に投資する際に分配金が多く出ている投資信託を見かけることがあるかと思います。
今回は分配金が多く出る投資信託は投資する価値があるのか、そのような疑問を解決できればと思い、記事を書いてみました。
タコ足分配とは
今回の疑問にあるように、投資信託で分配金が多く出ているものに関しては、多くの場合はタコ足分配をしている投資信託が多いのかなと思います。
タコ足分配を簡単に説明すると、その投資信託から得られる利益以上のものを分配している投資信託となります。
利益以上の分配をする為の原資としては投資を行った元本から払われています。
タコ足分配は良いのか?
それではタコ足分配は良いのか?
そのような疑問を持つかと思います。
一般的にはタコ足分配は悪手となりやすいと思います。
また積立NISAをしている方はNISA枠が減ってしまうと言うデメリットもあります。
数字が減るという意味では無いのですが、今回の投資信託に投資した分の元本が出るので、実績的に最大で投資できる額としては少なくなってくるのかなと思います。
タコ足分配の例
それではタコ足分配の例を紹介したいと思います。
投資信託で投資をしたとします。
その投資信託が今年10円の利益を出したとします。
そのうち10円以内で分配金を出していれば良いのですが、分配金は15円を出したとすると、10円利益から、5円を元本から出したと言うことになります。
この元本から出されている分については特別分配と言う言い方になります。
まとめ
タコ足分配は一般的には悪手となりやすいですが、資産を取り崩す時期の方にとっては反対に良いのかなとも私は思います。
資産取り崩し時期の場合は元本からも取り崩す必要がありますが、取り崩しはなかなか心理的に難しいと思うので自動的に売却してくれる仕組みとしてはいいかなと思います。
しかしこのような投資信託は信託報酬などのコストが高いものが多いので、その辺りには注意が必要なのかと思います。
また、資産形成期の方はそもそも分配金が出ない方が資産が効率的に増えるので分配金なしの投資信託を選択してみると良いのかなと思います。