空売りとは?
空売りとは簡単に説明すると証券会社から株を借りてその借りた株を売る事です。
保有していない株を売る為、空売りと言われます。
借りている期間は貸株料というコストが掛かってきます。
(借りているお礼みたいなイメージです。)
空売りで儲かる仕組み
空売りした株は当然証券会社に返す必要があります。
空売りした時よりも株価が高ければ損をします。
反対に空売りした時よりも株価が下がっていれば儲かります。
漫画での事例
空売りの解説漫画では分かりやすくゲームソフトを使用して説明をしています。
・あかっとさん:個人投資家
・ゲーム屋さん:他の投資家
個人投資家のあかっとさんは証券会社のまりりんちゃんよりゲームソフト(株)を借ります。
そのゲームソフトをゲーム屋さん(他の投資家)に売ります。
今回は1万円で売れました。
1週間後ゲームソフトの価格(株の価格)は暴落をし5000円となりました。
あかっとさんは同じゲームソフトを5000円で入手する事が出来ます。
まりりんちゃんに5000円で買ったゲームソフトを返す事で利益を出せます。
ゲームソフトのレンタル料(貸株料)を毎日支払う形になります。
これが空売りで利益を出す仕組みになります。
空売りは長期では不利?
空売りは長期では不利になる事が多いです。
株式投資は一般的にはプラスサムゲームと呼ばれています。
プラスサムゲームとは反対のことをする為長期では不利に働く可能性が高いです。
又、貸株料などのコストもかかるため長期投資のように保有期間が長い場合その分多くのコストがかかることになります。
このような理由から空売りは長期投資には不向きです。
空売りは短期取引などに使うのが良いですね。
空売りの恐怖
空売りは上手く活用できれば売り相場の時にも利益を出すことが可能になります。
しかし、空売りの場合損失の上限が無く連続ストップ高などになってしまえば損失は青天井に増えていくことになります。
青天井になる前に株を買い戻せば良いのではと思われるかもしれませんが連続ストップ高などの時は買い戻す事が出来ません。
上方修正や新規ビジネスの発表など読みづらい上昇要因もあり予想も困難になります。
空売りの際は資金管理力も大事になりますね。
青天井についての解説漫画です。
[blogcard url=https://kabumura.com/青天井/]空売りの活用方法
空売りの活用方法は保有している現物株に対してのヘッジとして使う所です。
ただ私的には同一銘柄を買いと売りの両ポジション持つのはあまりお勧めしないです。(両建て)
それなら現物株を売れば良いのではと言うのが私の意見です。
余計なコストがかかるので・・・
(売却後税金を考慮すると買い戻せない場合は両建ても有りだと思います。)
ヘッジ目的では下落しそうな時は日経225や景気敏感系の株を空売りしても良いのかなと思っています。
後は優待目的の優待クロスや節税目的の節税クロスなど活用法はあります。
Q&A
それなら株を売却するのが良いです。
長期などの場合は保有株の保険という意味で保有するのも有りです。