
投資初心者の方はインデックス積み立て投資などをしているとベンチマークやトラッキングエラーという言葉を聞くことがあるかと思います。
今回はこのベンチマークやトラッキングエラーについてようなものなのかと言う疑問を解決できればと思い記事を書いてみました。
ベンチマーク・トラッキングエラーとは
ベンチマークとは
ベンチマーク(Benchmark)とは、投資信託などが運用の指標としている基準のことです。多くの場合、投資信託が投資対象とする商品や市場の各種指数が用いられます
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/he/J0134.html
トラッキングエラーとは
ポートフォリオのリターンとベンチマークのリターンとの乖離の大きさを示す指標
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/to/tracking_err.html
簡単に例えるとインデックス投資などがその指数と連動を目標にするための対象があるかと思います。
この連動を目標としている対象のことをベンチマークといいます。
トラッキングエラーとはこのベンチマークと株価の連動のズレのことを言います。
日経225で例えると
例えば日経225に連動する投資信託があるかと思います。
この日経225に連動することを目標とした投資信託のベンチマークは日経225の株価になります。
つまり日経225の動きと同等の動きになるように連動することを目標とした投資信託になります。
例えば日経225が10%株価が上がったとします。
その際にその投資信託も10%前後株価が上がれば良いのですが5%の上昇や20%の上昇など誤差が発生することがあるかと思います。
この誤差のことをトラッキングエラーといいます。
なぜトラッキングエラーが発生するのか
それではなぜトラッキングエラーが発生するのかって言うとその投資信託を運用している会社なども、信託報酬や取引手数料等コストの面や完全に同じ株式保有ではないものも多いので、それらなどの要因がラッキングエラーを起こします。
トラッキングエラーにも着目しよう
インデックス積み立て投資などをする際に、銘柄選択の際はこれらトラッキングエラーにも着目してみると良いかと思います。
連動を目標にして積立投資をしたいのに、誤差が大きいとあまり保有する意味もなくなってしまうからです。
上昇の方向に動いている場合
ここで思う事は、指数を目標としたベンチマークよりも減らしている場合は問題があるかと思います。
それではベンチマークより上の成績を出している場合はいいのかなと思う方も多いかと思います。
しかし、このトラッキングエラーの観点から見ると、ベンチマークよりも上昇している場合はあまり良くありません。
ズレが発生していると言う事はもちろん下がる可能性も大きいです。
そのため、ある程度正確に連動する銘柄の方が良いのかなと思います。