
IPOセカンダリー投資と聞いても初心者の方は何なのか分からないと思います。
又、似たような名前でIPO投資という物も有り頭がこんがらがると思います。
この記事ではIPOセカンダリー投資がどのような物なのか又狙うべき銘柄などを解説していきます。
- IPOセカンダリー投資とは何なのか?
- IPOセカンダリー投資は難しいのか?
- IPOセカンダリー投資で狙うべき銘柄
IPO投資とは
IPOとは株式を新規上場させることです。
新規上場させる際に抽選をしてIPOの株式を購入することができます。
IPOの株式に応募することをIPO投資と言います。
IPOの応募は利益が出しやすいのがメリットです。
IPOセカンダリー投資法とは
IPOセカンダリー投資法とは上場直後の銘柄を購入し大きな利益を狙うことです。
通常のIPO投資は上場が決まった株を抽選に応募します。
その後抽選で当選したら上場後の初値で売却をする投資法です。
IPOセカンダリー投資法は難しい?
- ロックアップの問題
- チャートが無い問題
- 割高になりやすい問題
ロックアップの確認
難しい問題でまずはロックアップの問題があります。
ロックアップとは
会社役員・大株主・ベンチャーキャピタルなどの公開前の会社の株主が、その株式が公開された後に一定期間、市場で持株を売却することができないよう公開前に契約を交わす制度のことをいう。
引用元:野村証券 https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ro/lock-up.html
ロックアップの何が問題かというと大株主にベンチャーキャピタルがいる場合です。
ベンチャーキャピタルとは
ベンチャーキャピタル(Venture Capital、VC)とは、未上場の新興企業(ベンチャー企業)に出資して株式を取得し、将来的にその企業が株式を公開(上場)した際に株式を売却し、大きな値上がり益の獲得を目指す投資会社や投資ファンドのことを指します。
引用元:SMBC日興証券 https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/he/J0278.html
ベンチャーキャピタルは上場後株を売却する事で利益を出します。
初値や今後の株価上昇でロックアップが外れる株価まで上昇するとベンチャーキャピタルが株を売却する可能性が高くなります。
そのようになると大きな売り圧力が発生し利益を出すのが難しくなります。
多くのIPO株は初値が高い為事象が発生しやすくなります。
この問題を回避するにはIPO株の情報を集めベンチャーキャピタルが入っていないかを確認すると良いです。
チャートが無い
次の問題はチャートが無い問題です。
チャートは複数のロウソク足で形成されますが初日や日数が経っていないとロウソク足の数が少なくテクニカル分析などが難しいです。
1分足などはすぐ形成されますがダマシが多いので多くの方は日足を使っていると思います。
テクニカル分析が出来ないので短期で入っている人は難しい状況です。
その時の勢い(モメンタム)で投資する分には有りだと思います。
割高になりやすい問題
次に割高になりやすい問題です。
主に公募価格は発行業者の業績を参考に決められています。
その為公募価格から2倍、3倍など上昇した銘柄は割高になっているケースが多くなります。
上場後株価がそのまま下がっていくケースも多々見られるのはこれらの原因もあるかも知れないです。
ストップ高の場合
IPOの多くは初めはストップ高しやすいです。
それに釣られて初心者の方などが買いに入るのは危険です。
明確な理由があってストップ高銘柄に飛びつくのはいいですが単にストップ高になってるから買いは危ないです。
例えるなら任天堂Switchが値段が上がり続けて50万円になってます。
ただ本来の価値は3万円程なので割高と思い買わない人が多いです。
ただ株になると上がり続けているから買うという人が多くなるという不思議な現象が起きます。
IPOセカンダリー投資法で狙う銘柄
公募割れの場合
先ほども説明しましたが公募価格は似た業種の株価を参考に決められます。
一般的に完全に似た価格にすると買い手はいないので割引価格で公募価格が決められます。
その為公募割れした銘柄は割安になってる可能性が高いのでそれらの銘柄を狙うというやり方です。
ただし、人気がなさすぎるとそのまま下がっていく可能性は高いので注意が必要です。
やり方
IPOセカンダリー投資法のやり方としてはIPO初日に公募割れした銘柄をピックアップします。
他の同業者と比較して割安だと思えば買いに入ります。
又相場環境が悪い時は公募割れも起こりやすいのでそのタイミングを狙うのもいいですね。
まとめ
IPOセカンダリーの銘柄を狙うのは初心者には難しいです。
公募割れした銘柄もそれなりの理由があるので狙う際はしっかりと分析できるようになってからが良いです。
初心者のうちは大型株やIPOの抽選に応募するのが得策かもしれないですね。
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