株取引をしていると差金取引になりますというエラーなどを見たことある人も多いかと思います。
- 差金取引について
- 差金取引になる要因
- 差金取引になった場合の対処法
差金取引の解決法を先に知りたい方は目次の差金取引になったらどうすればいいのかをご覧ください。
差金取引とは?
まずは差金取引とは何なのかを解説します。
差金決済取引とは、有価証券の受渡しを行わずに、売買価格差等に相当する金銭の授受のみにより差金決済する取引または金融商品である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/差金決済取引
差金取引の例え
この差金取引とはを見ても初心者の方は??だと思います。
分かりやすく例え話の漫画を書いてみました。
チケットを株式(有価証券)と思い浮かべてみてください。
あかっとさんは有価証券の受け渡しを行わずに取引をしていますね。
このように現物の受け渡しを行わずに金銭(差金分)のみのやり取りを行うのを差金取引と言います。
代表的な商品としてはFXや先物取引、CFDなどがあります。
これらは現金のやり取りとしては利益分、損失分の金銭のやり取りのみですので差金取引になります。
しかし実際に現金を使っていると思いますがこれは証拠金としてしようしています。
差金取引の事例
それでは株式投資ではどのような時に差金取引になるのでしょうか?
答えは現物取引の場合です。
同一日に同じ銘柄を売買までは良いのですがその後次の取引を行うと差金取引に当てはまってしまいます。
※PTSナイトタイムセッションでの取引は翌日扱いになります。
何故差金取引になってしまうのか
それでは何故現物取引は差金取引になるのでしょうか?
現物取引は売買しても実際にはその日に株式を受け取っている訳ではないです。
数営業日後受け取ったりしているので同一日に取引すると差金のみのやりとりになってしまうので当てはまってしまいます。
差金取引は何故ダメなのか?
それでは何故差金取引はダメなのでしょうか?
金融商品取引法第161条の2に規定する取引およびその保証金に関する内閣府令第10条第1項
金融商品取引業者は、顧客が信用取引を行うことを有価証券の売買の注文と同時に明示しない取引については、当該顧客が当該取引による買付け又は売付けに係る有価証券について、これと対当する有価証券の売付け又は買付けにより、これを決済する取引を行ってはならない。
楽天証券より引用
- 差金決済を禁止する内閣府令です。
- 現物取引のことを指します。
このように金融商品取引法で決められています。
簡単にいうと法律的にダメということです。
メリット
それでは差金取引にはメリットはあるのでしょうか?
それは資金の効率がいいからです。
例えば資金10万円のみの場合、10万円の同一銘柄の売買は1回のみです。
1回のみならデイトレをしている人には大きく不利ですね。
これが差金取引が大丈夫な場合10万円の資金で何回でも取引をすることが出来ます。
これが差金取引のメリットになります。
差金取引になったらどうすればいいのか
それでは差金取引になってしまったらどうすれば良いでしょうか?
簡単な方法は大きく分けて
これらの方法が有効です。
詳しい内容は差金取引になったらの漫画をご覧ください。
漫画を見ると分かりやすいと思います。