高配当株はどれぐらい分散すればいいか?
高配当株投資をしている方はどれぐらい高配当株を分散すれば良いのか悩んでる人も多いと思います。
解説ではその疑問にフォーカスして高配当株の分散の大切さを解説したいと思います。
高配当株の特徴
まず高配当株の特徴としては当然配当金が投資額に対して多いというのが特徴です。
10万円投資をして年間5000円の配当金を貰えるとすると配当利回りは5%になります。
ここで読者の方に考えてほしいのは何故高配当株化しているのかという点です。
高配当株の多くは成熟企業が多くこの先業績が成長する可能性が低い株が多いです。
又高配当化しているということはその株自体人気が少ないという事でもあります。
人気があって株価が高いのであれば相対的に高配当株にはなりませんからね。
成長企業
それでは高配当株で成長企業ならどうなのかと考える人も多いかと思います。
しかしこのパターンの場合は成長しているのであれば配当で還元するよりもその資金を使って企業が成長し株価を上げてもらった方が良いと思います。
5%の配当をもらうよりはその資金を使って数10%の成長をしてもらった方が会社と投資家両方メリットがありますね。
分散の必要性
高配当株の特徴で書きましたが高配当株は人気が無い分集中投資するのは危険を伴います。
又減配などが有ると株価の下落で今までの配当分をペイする可能性も高いです。
その為高配当株は分散するのが基本です。
分散することで減配など起きてもトータルではダメージを減らすことが出来るからです。
それではどれぐらいの高配当株を分散するのが良いのかを次の項で解説します。
25銘柄案
高配当株分散の案の一つとして聞いてもらえればと思います。
例えば配当利回り4.1%の高配当株を金額を均等に25銘柄保有するとします。
このようにすると仮に1銘柄の高配当株が減配や上場廃止となっても残りの24銘柄の高配当株の配当金で損失を無くすことが出来ます。
25銘柄を均等に4000円ずつ投資をしたら総額10万円です。
その内1銘柄が仮に株価が下落して1円の価値となったとします。
損失は3999円ですね。
しかし4.1%の高配当株を25銘柄買っているので配当金の年間総額は4000円になります。
つまり25銘柄 配当利回り4.1%の株に分散投資することでリスクを抑える事が出来ます。
これは一例ですのでご参考程度に、、、
又均等に4%以上下落したらなどの心配の種もありますがこの辺は長期投資でリスクをカバーしましょう。
ETFの活用
高配当株を25銘柄も選定できないという意見もあるかと思います。
その際は高配当株ETFを活用するのもいいかと思います。
ただし日本の高配当株ETFは良いものがあまりないのでその際は米国の高配当株ETFが選択肢に上がると思います。
一例としてHDVやVYM、SPYDなどですね。
高配当株を買う際はその高配当が維持されるかを確認するのが大事です。