投資初心者の方は銘柄分析をする際にPERという言葉を聞くことがあるかと思います。
今回はPERが高い場合についての疑問を解決できればと思い記事を書いてみました。
PERが高い場合は投資しないほうがいいのか
PERが高い場合というのは、割高な可能性が高いです。
ただし、グロース株など成長株の場合、PERが高いからといって投資しないのは機会損失になる可能性が高いです。
グロース株での例
グロース株の例で説明します。
PERが100倍のグロース株があったとします。
単純にPERが100倍と聞くと割高かと思いますが、この企業は、毎年利益が10倍成長しています。
このような場合、私はPER 100倍だとしても、年度には10倍、再来年には1倍になります。
10倍、1倍はどちらも割安かなと思います。
このように成長が著しい場合は、PERだけ見ると、機会損失になる可能性が高いです。
PEGやPSRの活用
このような場合はPEGと言う指標やPSRと言う指標を使うと便利です。
PEGレシオとは
企業の中期的な利益成長率を加味して株価の水準を測る指標。「Price Earnings Growth Ratio」の略。予想株価収益率(PER)を一株当たりの予想利益成長率で割って算出する。PEGレシオが1倍以下なら割安、2倍以上なら割高と言われている。
https://www.nomura.co.jp/terms/english/other/A03043.html
またPSRの求め方としては利益ではなく売上高で計算します。
グロース株の場合は売上高が成長していることが多いので、PSRで見ていくと良いかと思います。
過去や同業種で比較する
また他にもPERだけで見るとちょっと弱いですが、過去や同業種とのPERの比較もオススメです。
他の同業種のPERが100倍近くだったり120倍だとすると、この銘柄は割安な可能性があります。
また過去を見ても120倍とかなのであれば、割安の可能性があります。
ただし、グロース株の場合はPERはそこまで重視しないため、信用しすぎるのは危険が伴います。
現在のPERだけ見るのではなく、同業種のPERや過去のPER、またPEGレシオやPSRなどの指標を見て銘柄分析をしていくとより精度が高まるかと思います。
投資家として成長したいのであればPERだけ見て買うとか、そういうわけではなくて、様々な指標なども見てみると良いかと思います。
そして総合的に判断するのがお勧めです。