株主番号が変更となる可能性の事例
・株式を売却後、再度購入するまでに株主名簿の確認があった場合
・保有株式を全て売却後、別の証券会社で再度株式を購入した場合
・貸株サービスを利用している場合
変わることの影響
株主番号が変更となる可能性の事例を紹介しました。
それでは株主番号が変わるとどのような影響があるのでしょうか?
株主番号が変わることでの最大の影響は株主優待の長期特典が受け取れなくなる可能性がある事です。
株主優待の長期特典の判定は株主番号で行われているため、株主番号が変わることで判定がリセットされてしまうためです。
事例
事例を紹介します。
まりりんさんはA株を保有していました。
A株は5年間保有しておくことで優待品が倍になるという長期保有特典がありました。
まりりんさんは5年間保有している間ただ持っておくだけでは勿体無いと考え貸株に出すことにしました。
貸株に出しておくことで貸株金利が受け取れお得でした。
その後5年経って優待品が倍もらえるかと思ったらそのままでした。
この事例の場合は貸株サービスを利用している点です。
貸株期間中は名義がまりりんさんから証券会社に変わってしまいます。
その為その期間中に名義確認などが発生すると保有していないことになり、長期期間のリセットがかかってしまいます。
対策
これらリセットになる案件の対策は単元未満株で1株保有しておくことです。
1株保有しておく事で株主番号のリセットを防ぐことが出来ます。
ただし100株保有していないといけないなどの場合もあるので長期保有特典などがある株は貸株に出さないのがいいと思います。
漫画の原稿
①ま「長期保有優待を狙っているのですが株主番号が変わる事はあるんですか?
②あ「婚姻などで氏名などが変わった時
③あ「証券会社を変更した時や貸株サービスを利用している場合などです。
④ま「何か対策はないですか?
あ「単元未満株を買える所で1株だけ保有しとくと絶対では無いですが良いですよ。