解説
レバレッジ系投資信託・ETFとは何?
レバレッジ系の投資信託などと聞くと借金する可能性があるのとか思う方もいます。
レバレッジ系の投資信託などでは借金することはないです。
ここは勘違いする人が多い点ですね。
よくある勘違いは
10年前の株価は100円
今の株価は1000円とすると
2倍レバレッジなら2000円になってると思う人も多いかと思います。
これは間違いになります。
レバレッジ型の商品はその日の値動きに○倍変動しますという商品です。
漫画でいう2コマ3コマに当たります。
レバレッジ型の何が問題なのか?
レバレッジ型の何が問題なのかという所に焦点を当てたいと思います。
下がる事があるときついという点です。
右肩下がりは勿論レバレッジが効いているので暴落スピードは早いです。
仮に1日で20%下落すると2倍レバレッジの場合40%下落することになります。
やばいの一言ですね笑
又下がったり上がったりするボックス相場もレバレッジ型は弱いです。
漫画でいう3コマ目ですね。
レバレッジなしなら100円→100円でも
レバレッジ2倍の場合は91円になってしまいます。
これは計算してみると分かるかと思います。
10%下がると100-20=80円になります。
20は10%の2倍レバレッジなので
次に10%上がると
レバレッジ無しは90+10=100で元に戻ります。
しかしレバレッジ有りの場合80+16=96で減価してしまいます。
16という数字は80×20%の数字です。
このようにレバレッジがかかっているほど長期のボックス相場や上下を繰り返す相場にはきついです。
レバレッジ商品はダメなのか?
レバレッジ商品がダメなのかというと用途によるかと思います。
短期の値動きを取る目的で有れば有りだと思います。
少額で大きく値動きを取れるためお勧めです。
※逆に動いたら早く資産を減らすことになります。
又は長期的に右肩上がりを続ける場合
こちらも減価の影響は少なくレバレッジ無しよりも大きく利益を出す事ができます。
しかし、これから先も右肩上がりの銘柄を見つけるのは困難だと思うので長期のレバレッジは上級者向けなのかなと思います。
一言
レバレッジ商品はうまく使えばいい商品です。
長期のデメリットを理解したうえで行うのはいいかと思います。