投資初心者の方はいきなり株式投資を始めても怖いと思われる方も多いかと思います。
そのような際にデモトレードなどを行ってシミュレーションする方も多いかと思います。
今回はデモトレードで勝てるようになると、実際の株式市場でも勝てるようになるのか、そのような疑問を解決できればと思い記事を書いてみました。
デモトレードで勝てるようになっても勝てない
結論から書くとデモトレードで勝てるようになっても、実際の株式市場では勝てない可能性の方が高いです。
なぜ勝てないのか
それではなぜ勝てないのかを書いていきたいと思います。
大きく分けて2つの要因があるかと思います。
①感情に左右される
②取引の制約等が発生する
①感情に左右される
まずは感情に左右される点です。
デモトレードなのでは実際の資金を使っていないため、大きな暴落が起きても比較的保有し続けられるかと思います。
しかし実際の株式取引であれば、実際の資金も減ってしまうため、動揺してしまう可能性が高いです。
動揺してしまうと、実際には売っていなかったところでも売ってしまう可能性が高くなってしまいます。
いわゆる狼狽売りをしてしまう可能性が高いと言うことです。
狼狽売りをしてしまうと、自身のルール通りに取引できないことが多くなるため、狼狽売りはは一般的には悪手になりやすいです。
取引の制約が発生する
次に取引の制約がある点です。
デモトレードであれば実際の株式の板などは特に関係なく売買できるかと思います。
また自身の売買で株価が動くわけではないので、デモトレードは実際とは異なるます。
またデモトレードの会社によってはストップ高、ストップ安でも売買することができます。
その辺も違う点が大きいです。
ストップ安の例
例えば銘柄がストップ安になっても、デモトレードであれば、ストップ安値で売却することができる可能性が高いです。
しかし実際に取引すればストップ安ですれば売却することができないので、そのまま損失が膨らんでく可能性が高いです。
この辺には注意が必要かなと思います。
デモトレードの活用方法
それではデモトレードなどは全く使えないのか?
そのように感じるかと思いますが、デモトレードでも活用できる事はあります。
①取引ルールの検証
②注文方向の練習
①取引ルールの検証
まずは取引ルールの検証に使います。
例えば5%上がったら売却し、2%下がったら損切りすると言うルールを決めたとします。
そのような際にうまくいくか、実際に取引をしてみても良いのですが、実際の資金を使うためルールが失敗していれば損失を出すことになります。
そのため、一度デモトレードで練習してみてもいいのかなと思います。
検証することでその欠点や良いと思う所などをピックアップすることができるかと思います。
その後改良などしていき、プラスになるようになったら、実際の取引で活用してみるのもいいのかなと思います。
ただしルールは守らないと意味がないので、注意が必要です。
②注文方向の練習
株式を売買する際には様々な注文方法があります。
指値注文や成行注文、難しい注文方法としては逆指値注文、OCO注文、IFD注文、IFDOCO注文など様々な注文法があります。
それらの注文方法を実際の取引で練習するのも良いのですが、注文方法を間違えてしまうと大変です。
一度デモトレードなどで、注文方法の練習をしてみるのも良いのかなと思います。
注文方法を理解できれば様々な戦略などを使えるので一度練習してみるのも良いかなと思います。
まとめ
デモトレードでは個人の感情などが考慮されないので、比較的勝ちやすくなるかなと私的に思います。
そのためデモトレードで大きく勝てても、実際の取引では勝てないと思われます。
デモトレードで大きく設けたから、私はすごい株式取引ができると大金から始めずに、まずは少額からやってみるのがいいのかなと思います。
またデモトレードでは決めた取引ルールの検証や注文方法の練習などに活用できるので、デモトレードを開設してみて、練習してみるのも良いのかなと思います。