解説
複利運用を行うことで資産の拡大スピードは早くなっていきます。
何故早くなるのでしょうか?
例えば1000円持っています。
この1000円に対して年間4%の配当金が貰えるとします。
貰った配当金は使うケース(単利運用)(税金除く)
1年目:1,000円(配当金40円)(総額1,040円)
2年目:1,000円(配当金40円)(総額1,080円)
3年目:1,000円(配当金40円)(総額1,120円)
4年目:1,000円(配当金40円)(総額1,160円)
5年目:1,000円(配当金40円)(総額1,200円)
6年目:1,000円(配当金40円)(総額1,240円)
7年目:1,000円(配当金40円)(総額1,280円)
8年目:1,000円(配当金40円)(総額1,320円)
8年間で320円増える事が出来ました。
次に貰った配当金を再投資する場合を見て見ましょう。(税金除く)(小数点切捨てにて計算)
1年目:1,000円(配当金:40円)(総額1,040円)
2年目:1,040円(配当金:41円)(総額1,081円)
3年目:1,081円(配当金:43円)(総額1,124円)
4年目:1,124円(配当金:44円)(総額1,168円)
5年目:1,168円(配当金:46円)(総額1,214円)
6年目:1,214円(配当金:48円)(総額1,262円)
7年目:1,262円(配当金:50円)(総額1,312円)
8年目:1,312円(配当金:52円)(総額1,364円)
8年間で364円増えました。
単利運用を行なった時と複利運用を行なった時の差は44円という結果になりました。
あかっとさん、何で単利と複利では差がこんなに発生したんですか?
配当金の欄を見ると気づくと思うのですが年々貰える配当金が増えてきていると思います。
見てみると確かに増えてきていますね。
これは昨年度貰った配当金に対しても4%の配当金をもらうことができるからです。
このように複利運用を行うことで年々資産が増えていく速度が早くなっていきます。
また、複利運用は年度を重ねるごとに威力が上がっていきますのでなるべく早く行うとその分効果が高くなります。
仮に30歳の時に1000万円投資を行なったとします。
それで4%で運用。(小数点考慮)(税金除く)
そうすると60歳(30年後)には3,243万円になっています。
老後2,000万円問題は解決しますね。
増えた金額としては2,243万円になります。
又、この蓄えた資産は60歳になってから毎年129万円の配当金を生むので生活が楽になりますね。
実質30歳で1,000万円持っている人は少ないと思うので次は毎月いくら積み立てれば良いかを見てみます。
モデルケース
①35歳で資産0万円からスタート
②運用利回りは株式のリターンを考慮して4%(税金除く)
③65歳で2,000万円を貯める。(30年間運用)
①②③の条件で計算をしてみます。
この計算では毎月2.9万円投資に回すことで65歳の時には2,000万円貯める計算になります。
ちなみに投資をせずに全額貯金の場合は約1,050万円になります。
毎月2.9万円の投資で老後問題は解決するんですね。
そうですね。
現金だけの場合は毎月6万円程を貯金しないといけないので大変です。
貰った配当金や利益は使うのではなく再投資し長期現物のみで運用をすると誰でも小金持ちにはなることが可能です。
現物株ではなくインデックスの投資信託を利用するとそこまで難しくは無いです。


↑インデックス投資についてはこちらをご覧ください。