投資初心者の方は株式併合という言葉を聞くことがあるかと思います。
株式併合とは何なのか今回はそんな疑問を解決できればと思い記事を書いてみました。
株式併合とは
株式併合とは、既に発行されている株式数を減らすために、複数の株式を1株に統合することを指します。
理論上資産価値には影響はありません。株数が減っても会社の価値は変わらないので、基本的には、併合比率により1株当たりの価格が修正されます。
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ka/J0716.html
簡単に解説すると現在発行している株式数を合わせて減らすことになります。
バナナで例えると
現在バナナ1本40円で販売してるとします。
しかしバナナ1本単位で販売すると管理するのが大変なので、バナナを5本200円で販売することにしました。
例え話するとこのような形になります。
実際の株式の場合
実際の株式の場合は、1株100円、発行株式数1000株だとすると
株式併合をすると、1株200円(株式数500株となります。
この併合の割合などはその企業が発表するIRなどで確認することができます。
また数字はその会社が決めた割合に応じて変動します。
200円になったと喜ぶかと思いますが、実際には株式数は半分になってしまうため価値としては変化はありません。
悪材料となる可能性もある
この株式併合ですが行われると悪材料となる可能性もあります。
なぜ悪材料になるかと言うと1株200円になったとすると、単元で買っていた人については、今まででは10,000円で購入することができましたが今後は20,000円からの購入になります。そのため資金がない人は購入することができないので、流動性が下がってしまいます。
好材料となる場合も
会社としては管理コスト等が下がるためメリットとなる面もあります。