投資初心者の方はPERについて聞くことがあるかと思います。
今回はPERについて15倍がいいのかそんな疑問を解決したいと思います。
PER 15倍について
PERについて調べていくと、PERは15倍より低いと割安、PER 15倍より高いと割高と言う解説を見たことがあると思います。
これに関して言えば、私としては微妙な判断なのかなと思います。
この15倍と言うのは、業種間での平均となるため、業種によっては当てはまらない可能性が高いと思います。
また15倍と言うのも、時期によって状況が変わってくるので、一概には言えないのかなと思います。
例え話
例えば人気がない企業など銀行や工場系などはPERは低くなる傾向があるかと思います。
またIT系などになるとPERが高くなってきます。
この15倍だけを見ていくと、IT系は高い、反対に銀行や工場系は安いと言う判断になります。
そのため、銀行系ばかり投資する可能性が高くなってきます。
この点も車で例えると普通車の平均価格が2,000,000円だとしてポルシェを検討したとします。
そうするとポルシェの価格が仮に2,500,000円だとすると結構安いと思います。
しかし2,000,000円から考えると割高になります。
このようにPER 15倍だけ考えるとポルシェ2,500,000円は買えなくなってしまうので、この点には注意が必要です。
このように例えると過去のポルシェの価格やスポーツカーなど、そのような似たようなジャンルで比較するのが妥当かなと思います。
株も同様に同業他社の平均と比べてみることや、その企業の過去のPERなどと比較してみると良いのかなと思います。
PERの水準変更がある点について
PERは時期によって適正と言われる値も変わってくるのかなと思います。
バブル期等は極端に高くなっていますが、リーマンショックなどの時は極端に低くなっているかと思います。
そのような時に15倍に気を取られすぎる場合、相場がどんどん上がっていってる時などは投資することができず、また相場が不調な時はどのような銘柄でも割安に感じてしまう点などは注意が必要かなと思います。
まとめ
PER15倍だけを気にするのではなく、その企業の過去のPERや同業他社のPERと比較してみるのがPERを見て投資する際には良いのかなと思うので、その点にも注意して投資をしてみると良いのかなと思います