投資初心者の方はETFに投資していると2つの価格があることを聞くことがあるかと思います。
今回はETFの2つの価格(市場価格と基準価格)についての疑問を解決できればと思い記事を書いてみました。
ETFの価格とは
ETFの価格としては2種類あります。
冒頭で出ました通り市場価格と基準価格の2つになります。
市場価格とは
市場価格とは通常の株式市場などと同様に表示されている株価となります。
基準価格とは
ETFは上場した投資信託ですので、上場した価格があります。
ETFは投資信託でもあるため投資信託と同様に基準価格が計算されています。
その数字が基準価格となります。
またこの価格は相場によっては乖離する可能性があります。
なぜ乖離するのか
それではなぜ乖離するのかを書いてきたいと思います。
基準価格は保有している資産に応じて価格が決められます。
市場価格はその投資家などによる需給によって価格が決まっていきます。
そのため実際はそこまでの価値がなくても投資家が欲しいと思えば上がってしまいます。
その差が乖離となって生まれてきます。
価格の乖離が起きるとどうなるのか?
価格の乖離が起きるとプロによるアービトラージが発生します。
アービトラージとは先物などを利用したりして、この価格の乖離の利鞘を取っていく手法となります。
詳しくはアービトラージの記事について見てみるとわかりやすいかと思います。
私たち個人投資家でもこのアービトラージができれば利益を安定的に取れそうですが、実際にはコンピューターなどを使っているため、個人投資家では難しいのかなと思います。
まとめ
ETFには市場価格と基準価格の2つの価格があります。
それぞれ価格の意味を理解して投資していくといいのかなと思います。
また乖離等が発生してる場合は投資を検討してみるのも良いですが、それぞれ算出する時間などが異なるため、一概に投資すれば良いと言うわけではないのは、注意点が必要であります。