
投資初心者の方は配当金狙いの投資をしていると配当性向と言う言葉を聞くことがあるかと思います。
配当性向とは何なのか?
今回はそのような疑問を解決できればと思い、記事を書いてみました。
配当性向とは
配当性向とは会社が出した利益のうち、どれだけを配当に回しているかを表す指標となります。
配当性向の計算式
配当性向の計算式としては1株あたりの配当金/1株あたりの純利益(EPS)×100で計算することができます。
配当性向でわかること
それでは配当性向でわかることを書いていきたいと思います。
配当性向でわかることというのは、その企業がどれだけ株主に還元しているか分かります。
またこれから先配当が減配せずに継続するか、また廃止等があるかなどわかることができます。
配当性向が低ければその会社は株主還元にあまり力を入れてないと言うことがわかります。
ただしグロース株のような成長株などの場合は配当金を出さずにその配当金で業績を上げて株価を上げると言う還元の方針を取っている企業もあります。
そのため、一概に配当金を出していないから、株主還元をしていないと言うわけではないのが注意点です。
バリュー株などのような成熟企業などで配当性向が低い場合はあまり株主還元に力を入れてないと判断することもできます。
反対に配当性向が高すぎる場合は注意が必要です。
特に配当性向が100%を超えている場合はその会社が出した利益以上の金額を配当に回していると言うことですので、いずれ減配になる可能性が高くなると予想できます。
配当性向を見るポイント
配当性向を見るポイントとしてはその単年度で見るのではなく、過去の配当性向も見ることが大事です。
単年度で見てしまうと100%を超えている年もあると思うので、それだけでこの企業が微妙と判断するのはいささか滑稽な考えになってしまいます。
コロナ禍などその年に悪材料が出た場合など、企業によっては赤字の年もあるかとなります。
そのような際に配当金を維持している企業としては、これから先も減配する可能性としては低いとの判断をすることができます。
しかし、配当性向が高い状態が長年続いていくと、いずれ減配のリスクもあるので、そのような企業には手を出さないのがいいのかなと思います。
主に配当性向が高い企業などの場合は、高配当などの可能性が高いので、高配当目当てで買った人たちなどは、減配されると売却し株価が下がってしまう可能性が高くなります。
まとめ
配当性向は配当金目当て等の投資をする際には比較的重要な項目になります。
そのため配当利回りだけ見るだけではなく配当性向にも目を向けて投資をしていくと配当金投資としては成功していくのかなと思います。
また高配当ランキングなどもありますが、そのような企業は配当性向が高い傾向にあるので、その点には注意が必要になってきます。
配当金目当てなどのインカムゲインはFIREする際には人気のある投資法なのかなと思います。
FIREなどを検討している方は配当金狙いの投資をする方も多いと思うので、ぜひ配当性向にも着目して投資をしてみると成功する確率が高くなるのでお勧めの方法になります。
ぜひ配当性向にも目を向けてください。
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