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貸株について

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貸株についての解説漫画
目次

貸株とは

信用取引で株を売建(空売り)したい投資家に証券会社が貸す株式のことです。信用取引では多くの場合、買い方は融資を受け、売り方は証券金融会社から株式を借りて取引を行います。買い方は融資を受けているので金利支払いが発生し、売り方は借りた株式に対する「貸株料」を支払うことになります。

引用元:SMBC日興証券(https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ka/J0475.html)
貸株についての解説図

簡単に言うと私達個人投資家が証券会社に保有している株を貸します。

証券会社はその対価として金利を渡します。

証券会社は空売りしたい人や機関などに個人投資家から借りた株を貸します。

空売りしたい人はその借りた株を売って空売りします。

簡単に言うとこのような感じですね。

貸株のメリット

貸株のメリットは金利が貰えるという点です。

金利が貰える

金額としては僅かですがただ寝かしておくだけよりはお金が増える為嬉しいサービスですね。

貰える金利の量は銘柄によって異なります。

金利の高い銘柄

中には高金利の銘柄も多くあります。

金利目当てでこれらの株を買って貸株にするという戦略がありますが、この戦略は危険です。

高金利ということは空売りしたい人が多い銘柄という事なのでこの先株価が金利以上に下がる可能性が高いです。

下落リスクを持つ代わりに得られる金利が少ないので私的には割に合わないと思います。

金利もずっと高金利というわけではないので注意が必要ですね。

貸株のデメリット

貸株のデメリットは大きく分けて3つあります。

①税制面のデメリット
②株主優待のデメリット
③証券会社倒産のリスク

(漫画)デメリット1(税制面)

貸株のデメリットについての解説漫画

まずは税制面のデメリットです。

貸株で得られる金利は雑所得となります。

その為総合課税になります。

総合課税についてはこちらのサイトをご覧ください。

>>総合課税について(マネーフォワード)

又雑所得となる為損益通算が出来ないデメリットが有ります。

損益通算とは

損益通算とは、同一年分の利益と損失を相殺することです。上場株式等の投資を行って利益(譲渡益や配当など)が出た場合は税金がかかりますが、一方で損失が出た場合には利益から差し引いて、その分だけ税金を減らすことができます。それでもマイナスになった場合、確定申告を行うことで最長3年間損失を繰り越して控除することも可能です。

引用元:SMBC日興証券(https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/so/J0584.html)

簡単に言うと株で得た利益には税金がかかります。

そこに別な株で損をすると先ほどの利益と相殺する事で税金を取り戻すことが出来る仕組みです。

(漫画)デメリット2(優待)

貸株のデメリットについての解説漫画

次のデメリットは株主優待に関するデメリットです。

貸株をすると名義が本人から証券会社になります。

その為株主優待が貰えなくなります。

(権利日のみ名義を戻す事も可能)

又長期優待の特典が貰えなくなるリスクが高くなります。

長期優待の名義確認は権利日のみでは無いのでその時に名義が証券会社であれば期間がリセットされてしまいます。

これは大きなデメリットだと思います。

長期優待目当てでなければこの点はそこまで気にはしなくても良いかもしれないですが長期優待を目指しているなら貸株の設定は外しておいた方が無難かもしれないです。

(漫画)デメリット3(倒産)

貸株のデメリットについての解説漫画

名義が変わると株主優待が無くなると前項で書きました。

名義が変わるということは買った人のものではなく保有者は証券会社です。

つまり証券会社が倒産すると保有している株が返ってこない可能性が有ります。

これが最大級のデメリットですね。

まとめ

貸株はデメリットが大きいです。

リターン小、リスク大の取引となる為私的には貸株はやらないという選択が良いのかなと思います。

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この記事を書いた人

投資歴11年目です。(2024年現在)
今までバリュー投資やグロース株投資、債券、金投資など様々投資を経験しています。
その経験を踏まえて漫画と記事を書いています。

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