
初心者の方は投資信託に投資している際に繰上償還という言葉を聞くことがあるかと思います。
今回は繰上償還とは何なのかそんな疑問解決できればと思い記事を書いてみました。
繰上償還とは
投資信託が、あらかじめ決められた償還期日よりも前に償還されること。
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ku/kuriagesyokan.html
一般的には、その投資信託の規模が減少し、当初の目的に沿った運用が困難になった場合や基準価額が一定水準を満たした場合など、信託約款に定められたファンドの償還条件に基づき、信託期間の途中で運用を中止し償還される。繰上償還は、受益者と協議の上、金融庁長官の承認を必要とするが、あらかじめ約款に償還の条件を明確に定めている場合は、受益者の是非を問わずに繰上償還できる。
繰上償還とは簡単に言うと投資信託の運用期間を早めに終わらすことになります。
繰上償還する理由
それでは繰上償還する理由としては、主に投資するための純資産額が少なくなってきたため、正常な運用ができなくなった場合などがあります。
インデックスファンドの場合は、対象とする指数などがなくなった場合も、繰上償還となることが多いです。
繰上償還の例え話
インデックスに連動することを目標とした、インデックスファンドがあったとします。
このインデックスファンドの償還日としては、無期限となっていましたが、日数が経つにつれ対象としていたインテックスの指数がなくなりました。
そのため2024年6月20日などに繰上償還することとなりました。
このような場合は保有しているファンドが強制売却となり、保有額に応じて現金が入金されます。
繰上償還のデメリット
繰上償還のデメリットとしては保有してる投資信託に利益が出ていても、損していても強制的に決済されるため強制損だとなってしまう可能性が高い点です
また積立NISAなどで投資を行っている際は積立投資の枠が減ってしまうため、この点もデメリットかなと思います。
まとめ
繰上償還は基本的にはデメリットしかないかと思います。
そのため投資信託を選ぶ際は、繰上償還するリスクが低い投資信託を選択するのが良いのかなと思います。
具体的には投資しようと思ってる投資信託の純資産額が少ないファンドには投資をしないと言う選択もいいのかなと思います。
反対に純資産額が大きいファンドとしては繰上償還リスクとしては低いのかなと思います。
対象のインデックスがなくなると言う点には予想がしづらいため、この点は注意のしようがあまりないのかなと私個人的には思います