
為替リスクって何ですか?



為替相場が変動して保有する外貨建て資産の円評価額が変わってくる事です。



円安になったら円評価額は上がっていきます。



反対に円高になったら円評価額は下がっていきます。
投資初心者の方は海外株式系の投資信託に投資をしている方もいるかと思います。
そんな時に為替リスクと言う言葉を聞くことがあるかと思います。
今回は為替リスクとは何なのか?
そんな疑問を解決できればと思い記事を書いてみました。
為替リスクとは
為替リスクとは、為替相場の変動により、保有する外貨建て資産の円評価額(価値)が変動する可能性のことです。外貨建て資産の円評価額(価値)が「下落するリスク」だけを示すのではなく、上昇したり、下落したりする場合の「値動きの振れ幅」 のことを示します。
>>東海東京証券より引用
簡単に説明すると投資対象の国の為替変動によるリスクのことをいいます。
ドル円で説明すると
例えば米国系の株式や投資信託に投資している場合、ドル円の為替リスクがかかってきます。
ドル円の為替リスクとはどのようなものなのか
それではドル円の実例ですが、円高ドル安になると外国だけの投資信託などを持っていると損をすることになります。
反対に円安ドル高になると得をすることになります。
なぜ損が発生するのかを書いていきたいと思います。
ここではわかりやすく車で例えたいと思います。
車1台10,000ドルの利益で販売していたとします。
この時の為替レートが1ドル100円の場合は1,000,000円の利益となります。
しかしドル円相場が1ドル200円の円安ドル高になったとします。
そうなると10,000ドル利益で販売していたので、日本円に換算すると2,000,000円の利益になります。
このように円安になると利益を出すことができます。
反対に1ドル50円になると10,000ドル利益で販売してるので500,000円の利益となります。
投資信託なども同様にドル円相場が動くと損得が発生します。
このことを為替リスクと言います。
まとめ
外国株式系の投資信託や株式また債券などに投資をするとこのような為替リスクが伴ってきます。
為替リスクがかかってくるのは仕方がないことですので、その点を理解し、投資すると良いかと思います。
この為替リスクを受けたくない場合は為替ヘッジと言うやり方もあります。
投資信託の場合は為替ヘッジを行っている商品もあるのでそれらを検討すると良いかと思います。
外国株式系等の場合はFXなどを活用し為替ヘッジを行うことができます。
しかし、為替ヘッジを行うとコストもかかってくるのでその点には注意が必要です。
また今後円安になっていくと思われる場合は、為替ヘッジはかけずにそのまま為替リスクを受け入れるという選択になります。
また為替ヘッジをかけると通貨分散の意味ではすべて円で持つと言うような形になってしまうので、通貨分散をすることができないです。
今後円が強いと言う場面が続くと思うのであれば為替ヘッジするのも良いかと思いますが、未来はわからないですので、様々な通貨に分散することも大事かなと思います。
そのような点を考えると通貨分散の投資すると良いと思います。
リスク回避にはなっていくと思います。
リスクはよく理解した上で投資をすると良いかと思います。