
投資初心者の方は投資信託を選ぶ際に、分配金が毎月出る、毎月分配型と言う投資信託に魅力を感じることがあるかと思います。
今回はそんな毎月分配型の投資信託について記事を書いてみたいと思います。
毎月分配型の投資信託について
毎月分配型の投資信託の多くがタコ足分配と言う分配金の形になっています。
タコ足配当
タコ足配当とは、企業が原資となる十分な利益がないにもかかわらず、過分な配当金を出すことをいいます。見た目には配当金が高いため魅力的に感じられますが、実際は資産を売却したり、積み立て金を取り崩したりして配当金に回しているだけで、業績や財務状況に難点がある可能性があります。
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簡単に言うと、分配金を支払う際に利益からだけではなく預けている元本からも分配金が出ていることを言います。
タコが自分の足を食べているようなイメージですね。
実際の分配金の例
実際の分配金の例を示してみたいと思います。
毎月分配型の投資信託の分配金が100円だとします。
そのうち利益から出ているものは10円、
元本から出ているものが90円だとすると実際にもらっている配当金としては10円と考えるのが正しいかと思います。
毎月分配型の活用法
毎月分配型の活用法としては取り崩し時期になっている人が活用できるかと思います。
投資信託は出口戦略が難しいと言われています。
出口戦略とは
運用している投資信託を現金にすることです。
毎月分配型の場合は元本からも分配されるため、取り崩す際に元本と利益と取り崩していくため、資産寿命を長くすることができるかと思います。
注意点
このやり方の注意点としては、元本からも分配されているもと言うことを理解すること。
コストは他のインデックスの物と比べると高めと言う点です。
元本からも出ている。
元本から出ていないと勘違いしてしまうと、これだけ利益が出ているんだと、多くお金は無駄に使ってしまう可能性が高いためです。
元本からも出ていると言う自覚があれば節約しながら使うかと思います。
コストが高い面っていうのは、信託報酬などが多くの場合は1%を超えているため、他のインデックス運用と比べると多くのコストがかかっています。
それらコストも考慮して、出口戦略として活用できると思えば活用してみてもいいのかなと私は思います。
資産形成期の方は分配金が出ると効率が悪いため、インデックス積立投資で良いのかなと思います。