
※補足(4コマ目 年度末→年末)
投資初心者の方は損益通算と言う言葉を聞くことがあるかと思います。
損益通算とはなになのか?
今回はそのような疑問を解決できればと思い記事を書いてみました。
損益通算とは
損益通算とは、同一年分の利益と損失を相殺することです。上場株式等の投資を行って利益(譲渡益や配当等)が出た場合は税金がかかりますが、一方で損失が出た場合には利益から差し引いて、その分だけ税金を減らすことができます。それでもマイナスになった場合、確定申告を行うことで最長3年間損失を繰り越して控除することも可能です。
>>SMBC日興証券より引用
簡単に説明すると、今年度利確した際に払った税金を今回発生した損失と通算して税金を減額するまたは、払わなくする方法です。
例えると
この説明だとわかりづらいと思うので事例を出して説明したいと思います。
例えば今年度10,000円の利益が出たとします。
その時に払う税金は細かく言うと20.315%ですが、今回は20%で説明したいと思います。
10,000円の20%ですので、税金は2000円になります。
そのような時に他の保有株式で10,000円の損失を出しました。
そうすると税金分損してるかと思いますが、今回出した10,000円の利益と10,000円の損失を通算して総額の利益を0円とします。
そうすると税金は払わなくていいことになるので前回払った税金2000円は還付されます。
これが損益通算になります。
損益通算のメリット
損益通算のメリットはやはり税金が返ってくる点です。
これが最大のメリットなのかなと思います。
損益通算の注意点
それでは損益通算の注意点を説明したいと思います。
それは同一口座じゃないと損益通算されないことです。
例えばSBI証券で利確して楽天証券で損を出しても損益通算は自動では行われません。
このような場合は年度末などに確定申告をする必要があります。
この確定申告が非常にめんどくさいので、できることなら同一の証券口座で取引するのが良いかと思います。
また、NISA口座などを利用している場合は、NISA口座で利益を出して特定口座で損失を出しても損益通算は行われません。
なぜかと言うとNISA口座は税金がかからない口座ですので、損益通算ができないです。
また特定口座で利益を出して、NISA口座で損を出した場合も損益通算ができないので注意が必要です。
そのため、デイトレードやトレードなどを行う際は、NISA口座を使わずに特定口座のみで行うのが良いのかなと思います。
損益通算のテクニック
年度末配当金や利益等がある方の場合は損出しクロスと言うクロス取引を行うことで税金を節約する事が出来ます。
これらについてクロス取引のやり方を参照してみると良いです。
まとめ
損益通算は税金をお得に回収できるので年度末等に利益がある方や、また保有株式に含み損がある方などは検討してみても良いのかなと思います。