この外貨定期預金金利が超高利回り
よーくみてくださいね預入期間が1ヶ月になっています。
つまりこの高金利が貰えるのは1ヶ月分ってことですね。
預入額×金利÷12ですね。
投資初心者の方はネット銀行などを開設している方も多いかと思います。
ネット銀行を開設していると、メールでのお知らせやネット銀行のホームページ上のお知らせなどに高金利な外貨預金のお知らせが来ることがあるかと思います。
米ドル建て外貨定期預金8% など高金利での預金商品が出てきます。
高金利ですので比較的魅力的に見えると思います。
これらの外貨預金は良いのか、今回はそのような疑問を解決できればと思い記事を書いてみました。
外貨定期預金の罠
今回の事例にあるような高金利の外貨定期預金ですが、これは罠があります。
よーく確認すると、満期までの期間が1ヵ月など短いことが多いかと思います。
短くて、こんなに大金がもらえるなら良いのではないかと思う方もいるかと思います。
これには注意点があります。
この金利は年利ですので、12カ月間預けた場合貰えます。
そのため実際にもらえる金利としては、金額×金利÷12となります。
実際の例
実際の例で考えると、預け入れ額を1,000,000円、金利12%、預け期間を1ヵ月とします。
そのようにすると1,000,000円の12%は120,000円となります。
この120,000円は1年間預けたときの金額ですのでここに1ヵ月分ですので÷ 12をします。
そうすると1ヵ月間預けてることによるもらえる金利としては、10,000円分となります。
10,000円と聞くと良いかと思いますが、ここで注意点としては為替手数料がかかる点です。
為替手数料が円からドルに、ドルから円に変えたときにかかります。
そのため円に戻すと為替手数料がかかりもらえる金利分が減少します。
これを抑えるためには、まず為替手数料が低いところ、ネット銀行を選ぶ必要が発生します。
為替変動
また10,000円と書きましたが、この10,000円と言うのは預けた時と引き出すときの外貨のレートを変動なしと捉えた場合です。
当然円高に触れればマイナス方向、円安に触れればプラス方向になります。
円安方向に触れれば良いのですが、円高方向に触れてしまうと大きく損失を出す可能性もあるので注意が必要です。
まとめ
外貨定期預金を行う場合は期間などそれぞれ確認してから行うと良いかと思います。
また外貨定期預金を活用できる人と言うのは、円からドルに変えた場合にそのドルで利用価値がある方です。
具体的に言えばSBI住信銀行などで、ドルに変換し、SBI証券で米国株などを購入することの場合です。
しかし、最近では手数料を低く抑えたり無料にすることができるので、あまり利用する価値はなくなってきたのが現状です。
私はこのやり方で為替手数料を抑えると言うやり方をしていましたが、現在ではそこまでメリットは無いのかもしれないです。
金融商品にはこのように分かりづらいものもあるので、しっかりと書類などを見たりして理解してから行うのが良いのかなと思います。