
投資初心者の方は、株主優待について複数の証券口座を持っている場合、どのような処理になるのか気になるかと思います。
今回は複数の証券口座を持っていてる場合の株主優待について解説していきたいと思います。
株式数は合算される
それでは結論から書きます。
複数の証券口座でそれぞれ基準の株式数を保有していても、株主優待は1つになります。
それはなぜかと言うと保有してる株式数は合算されるためです。
事例
それでは実際の事例に基づいて紹介したいと思います。
①SBI証券で100株
②松井証券で100株
③楽天証券で100株保有していたとします。
この場合株主優待は3つもらえるのかなと思うかもしれませんが、実際はこれらは合算して、株式数は300株となります。
そのため貰える株主優待も1個になります。
単元未満の場合
それでは単元未満の場合も紹介したいと思います。
①SBI証券で50株
②楽天証券で50株
このような場合、株主優待はもらえないと思いますが、これも合算して100株となるため、100株からの株主優待であれば株主優待をもらうことができます。
名義が違う場合
それはここで疑問が生じてくるかと思います。
それは名義が違った場合どうなのかです。
名義が違う場合はそれぞれ名義分の株式数となるため株主優待も複数貰うことができます。
事例
①あかっとさんが100株
②まりりんさんが100株
③とっと君が100株
持っている場合は、3つの株主優待をもらうことができます。
あくまで名義単位になります。
まとめ
今回記事にした疑問は多くの投資初心者の方が疑問に思うことが多い話題かと思います。
株主優待は株主番号で管理されているため、複数証券口座を持っていてももらえる株主優待は1つです。
また家族間などで複数ある場合は、その名義分、株主優待をもらうことができます。
しかし、家族の分で運用する場合は、借名口座などのリスクもあるため、この点に注意して家族分の株式を購入すると良いかと思います。
くれぐれも隠れて取引等はしない方が良いかと思います。